最近ファミコン色々いじってて思い出したんだが元々あたしゃMSXユーザーだったんだ
で、思い出のゲームってのがあってな
「ボンバーマン」
メジャータイトルだろ?
ところが、MSXのボンバーマンってのはなあ、みんなが思ってるヤツとちょっと違う
-----ぼちぼちコンピュータゲームが普及しだしてきて、ちょっと金に余裕ある兄ちゃんとか居る家にファミコンがあったりして、でも触らしてもらえなかったり
ブームの兆しが出だした頃だったのかね
世間的に まわりの友達が次の誕生日とかサンタとかのイベントで買ってもらうんだー、とか位の時期だった
我が家は弟と共に親父と交渉に交渉を重ねなんとかゲーム機を導入してもらえる運びになった
当然ファミコンを買ってもらえる(兄弟で貯めた金に足らずを融資してもらう形だが)つもりで
欲しいソフトの選定を何度も何度も会議して(何度会議してもスーパーマリオになったが)Xデイを待った
・・・・そのイベントが差し迫ったある日・・・・
親父が嬉々として、でかいキーボード(その時は形容する言葉を持たなかったが)をテレビにつないで
みてみろ、と
パソコンだぞ、と
ゲームもできるんだぞ、と
・・・MSXとの出会いであり、ファミコンとの戦(いくさ)の始まり・・・
当時ちゅうーか他所はしらんが、わしとこの地域はMSX派はやたらファミコンに嚙みついていた気がする
もう、スプライトが単色しか発色できん時点で負け確なのに、なにを維持になってるんかわからんがやたら対立構造にもっていこうとしていた
まーそんなわけで我が家にはMSXしかない
ゲームも「イーアルカンフー」があったが、ファミコンに比べたら明らかに見劣りする・・・
それでも、初めて我が家に来たゲーム機を兄弟で取合いしながら楽しんだ
よく解らないながらbasicでプログラム組んだりした
MSXスゲーだろ?プログラムとか作れちゃうんだぜ?
ファミコンみてーなおもちゃと一緒にすんじゃねえぜ?
みてーな
・・・・まーでもMSXでスーパーマリオはないわけで・・・
わかってる、わかってるて・・・MSXユーザーはきっと同じように思っていたに違いない・・
自分のマシンがファミコンより優れているとしなければやりきれなかっただけなんだが
-------ある法事の日
従兄弟の兄ちゃんが知り合いにロムカセットを借りて来てくれたのだ
カセットも¥5,000はするので買えない中これは盛り上がった
その中にあったのが MSXのボンバーマン ハドソンソフト「爆弾男」
当時まだファミコンで開発すらされていないオリジナルタイトル!
すげー面白くて従兄弟滞在中みんなで代わる代わるずっとやってた
・・ただ、のちにファミコンで発売する同タイトルゲームと全然仕様が違う・・・
ファミコン版ボンバーマンみたいな
キャッチーなキャラしてない
ボンバーマンがただのオッサン↓コレ

その頃すでに古いタイトルの仲間入りをしていたみたいで情報が少なかったがなんとか調べ上げた結果、すでに入手不可能なカセットだったことが判明
ファミコンのボンバーマンが出たとき、
「わしゃ、昔MSXでやったぞ」
と、力説したが周りの奴らみーんな信じてくれなくて泣いた
ちゅー、ほろ苦い話